社労士試験【独学】 ②社会保険労務士試験に独学で合格するまでの流れと勉強方法(テキスト)について
ここでは、私の社会保険労務士試験の勉強方法(テキスト)をお伝えしようと思います。
(私は2年目で合格してます。)
まず、1年目についてから
10月に次年度向けの最新版テキストが発売されてから、試験勉強を始めました。
8月が試験なので、10カ月勉強したことになります。
宅建の資格を独学で合格したこともあり、社労士試験も独学での合格を目指しました。
宅建ではLECのテキストにお世話になったので、社労士についても迷わずLECのテキストを買いました。
購入した後で気づいたのは、LECは細かい情報はあえて載せていないこと、誤字脱字等があまりにも多いことでした。
本書の良いところは条文がそこまま載っているところ、
条文のあとに解説があるところ、繰り返しになる内容も省力せず載せてくれているところです。
特に条文をそのまま載せているところは素晴らしいと思います。
他のテキストは条文は載せずにいきなり解説ですが、本試験では条文がそのまま選択式に出てくることがあるので、条文は極めて重要です。
ただし、繰り返しの表現が多く、分厚い割には内容量は少ないです。
1年目に購入したテキストはこれだけです。
LECキテキスト、過去問題集(労働、社会保険)、一問一答(①~④)、TACの一般常識白書テキスト
※LEC過去問題集と一問一答は、同じ内容なのでそれぞれ買う必要はありません。択一形式と一問一答形式になっているだけで、中身は同じです。中身をよく確認せず購入してしまいました。
基本テキスト1科目読んで、問題集を解く流れを繰り返しました。
LECの基本テキスト購入すると、前年度試験の問題と解説がもらえます。
(基本テキストに同封されているハガキから申し込み)
模試や予想試験問題集などは購入せず、令和元年度の試験問題を解いて本試験の時間配分の参考にしました。
テキストと問題集を何度も繰り返して令和2年本試験に挑みました。
結果は 「不合格」※総合点は合格点超え、選択式の労働基準法と労働一般常識で基準点を満たさず。
反省点は、勉強時間が確保できず、判例対策を怠り労働基準法で2点を失い(他の判例と勘違いして誤った選択肢を選んでしまう)、労働安全衛生法の難問が解けずに基準点をとれませんでした。
選択式の労働一般常識は令和2年はまさかの全問統計調査の名称が空欄になる奇問でした。
統計調査の中身しか勉強してなかった私には勘で選ぶしかありませんでした(0点でした)。
総合点では選択も択一も合格点ですが、各科目に最低基準点が設けられているところが社労士試験が難しいとされている理由です。
この結果を、踏まえての2年目です。
まず、法改正に対応するため、そして細かな知識も習得するため、基本テキストを探しました。
本屋で各社の基本テキストを見て、「ごうかく社労士」を購入しました。
「ごうかく社労士」を選んだのは、情報量が豊富という点です。
初学者には少し難しいかもしれませんが、基本テキストの中では一番良いと思います。
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次に、TACの予想問題集を購入しました。
※比較認識法は細かすぎる内容が多いので、時間に余裕があれば購入するといいと思います。
最後に、白書対策、判例対策、直前の法改正対策本を購入しました。
2年目は問題集に力をいれました。当然基本テキストも読み込みましたが、疲れてくると基本テキストの読み込みが辛くなるので、そういう時は、問題集を解くことに集中しました。※問題集を購入しすぎて、時間が足りず、選択式の問題集は1回しか解きませんでした。
模試は2年目も受けていません。
未就学の子ども3人の子育てと、コロナウイルスによる残業増のなか、朝早く起きたりして勉強時間を確保しました。
勉強時間は計っていないのでよくわかりません。
基本テキストを何回読む、何回問題を解く
ではなくて、
8割型の内容を理解して覚えれるまで
読んで、解く
が重要です。
どのテキストが良いのか、問題集はどこまですればいいのかは下記の記事を参考にしてください。
2年目ということもあり、ある程度の内容は整理できましたが、法律の範囲が広すぎて、勉強したのに忘れている、思い出せない状況は全然ありました。
不安な気持ちになりながらも令和3年度の本試験に挑みました。
結果は「合格」
2度の試験を通じて思うことは、総合点は知識が曖昧でも、合格点には到達できること。
苦手な問題は解けなくても、わかる問題だけで総合点は合格点をとれます。
ただし、選択式はそうもいきません。1~2科目は基準点がとれないような難問で構成されているので、細かな知識が必要になります。
選択式の問題集を解くことだけで対策できるとは到底思えません。
この点については次の記事で私の見解を書こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。