社労士試験【独学】 ⑥試験当日の試験問題の解き方、考え方
8月は社会保険労務士試験があります。
試験当日は、緊張もあるかと思いますし、
未知の問題をみて焦ってしまったり、
問題の意図を読み間違えて誤答してしまうこともあります。
どんなに勉強しても勘で選ぶしかない問題も必ず出てきます。
今回は、そんな試験当日の問題(選択式)の解き方、考え方について、書かせてもらいます。
私は令和2年度と令和3年度を受験していますが、
令和2年度は労働一般で0点でした。
統計調査の中身しか勉強してなかったので、全部勘で選びましたが、1問も正解できませんでした。
その時の思考は、
「やばい、統計調査名は覚えてない、全くわからない。問題文から推測しよう。」
でした。
労災で勉強した「賃金構造基本統計調査」が強くイメージされてしまい、賭けにでて「就業構造基本調査」の2つ選択肢を5問の空白にあててしましました。
結果 「 0点 」
救済の可能性もないので、採点してからは茫然としていました。
よくよく考えれば、
離職率ときたら「雇用動向調査」
男性の育児休業取得率ときたら「雇用均等基本調査」
と推測することもできたはずです。
そもそも、「就労条件総合調査」「労働力調査」
はかなり重要な調査なのでこれくらいはわかっておきたかったところでした。
試験勉強の遅れから統計白書対策がおろそかになり、中身だけまる暗記していたので、調査名称を問われて撃沈しました。
しかし、厚生年金法のDはしっかり解けました。ここは完全にひっかけ問題です。
最初は「改定割合」と勘違いしましたが、問題文を再度読み直した際にひっかけ問題であることに気付き、「按分割合」が正解であると気づけました。
令和2年度試験では国民年金にも読み間違いしてしまうひっかけ問題が出題されています。
つまり、試験ではうっかりミスが意図的に狙われています。
毎年うっかり誤答を選ばせようとする問題が出題されています。
しかし、選択式は確実に得点しないといけません。
令和3年度でも解釈が難しい問題が出題されました。
AとBは何が問われているのかが一見難しく、最初は誤答していましたが、
見直すと、「あれ?日本語おかしいよな」「文脈からして違うよな」と違和感を覚えました。
注意深く読み直し、文脈が不自然になる選択肢を除外すると、
A「国民健康保険事業費納付金の納付」、B「国民健康保険事業に要する費用」が正解であると気づくことができました。
「市町村は世帯主から保険料を徴収しなければならない」やA空欄の後の()内の文言等がヒントになると思います。
問題文を一文字ずつ正確に読み、引っかけがないか注意しながら、何が問われているのかを考える。
それが、試験当日の試験問題の解き方、考え方です。
選択式は80分の時間を持て余す方がほとんどだと思います。
時間をもて余すのではなく、最後の1分まで何度も問題を読み直して、引っかけがないか、勘違いしてないか思考し続けましょう。
合格できるか否かは、すべて、午前中の選択式にかかってます。
簡単そうで難しく、相当に集中することが大切です。その為には熟読が必要です。
ひっかけがないか?問題文が正しく成立しているか?
意識しながら解きましょう。
ひっかけがないことなんてあり得ない
という気持ちで試験に臨みましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。